2010年 06月 10日

6月オフライン歌会 心斎橋筋商店街吟行 報告

かばん関西6月オフライン歌会 心斎橋筋商店街吟行 報告

[参加者]雨宮司、有田里絵、瀬波麻人(購読)、月下桜(ゲスト)、十谷あとり(日月/玲瓏)

六月六日(日)午後、東急ハンズ心斎橋店前に集合、雑踏に混じって心斎橋筋商店街を北上、散策しながらの吟行となりました。その後、淡路町のボタン店事務所にて互選・意見交換を行いました。
吟行詠草は五人それぞれが六首ずつ、合計三十首出詠しました。作品の一部をご紹介します。

夏帯の涼しき糸に風通る結城紬はラベルが五枚 月下桜

地球儀の珈琲ミルでひきましょう巡り巡ってここで逢えたの 月下桜

日本一甘いトマトをダミ声でつぶやくように売っている街 瀬波麻人

「少しだけそっとしといてくれますか傷んだ道路をなおしています」 瀬波麻人

紙風船叩きすぎたら割れるからせっかくだけど今日は買わない 雨宮司

鉄線と朝顔すだれに咲き乱るそろいもそろって青紫に 雨宮司

ハングルのたばこハンズの前に落ついつかわたしも置き去りにする 有田里絵

ニコイチの子らは商店街をゆく分身のごと別れるならむ 有田里絵

ホールケーキの嵩にナイフは入れられてやはらかきものの切り口ぞ鋭き 十谷あとり

軽きものうつくしきかな風船を一個より売る硝子戸の店 十谷あとり

梅雨入り間近ですが、参加者のみなさんの日頃の行いよろしく、よいお天気に恵まれました。仕事や生活であわただしい中、半日なりとも短歌に集中でき、歌について語り合えたことをうれしく思います。昔から、六月六日に芸事を習い始めると上達するといいます。わたしたちも初心にかえって、純粋に、まず何よりも歌を詠むことを楽しんでいきたいです。
次回は九月開催を予定しております。どなたさまもウェルカムですので、お近くの方はぜひどうぞご参加下さい。(十谷あとり 記)
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by kaban-west | 2010-06-10 08:53 | 歌会報告


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